お酒のアルコールの取り過ぎやタバコによる喫煙がお肌に悪い影響を与えているのはご存知だと思います。
最近では禁煙のお店が増えてきたり、禁煙ブースや喫煙所の普及で禁煙者を思いやった環境に変わってきています。タバコの中に含まれるニコチンやタール、アルコールなどはお肌に多大な影響を与えるだけではなく、睡眠の質を下げたり、発ガンリスクを向上させたりなど、みなさんが思っているよりも深刻なダメージを与えています。
しかし、なかなかやめられないのが本音です。やめれたら苦労しませんよね。今回はその1本のタバコが、少しのアルコールが。お肌に与えるダメージはどんなことなのか。どれほどのダメージがあるのかを解説していきたいと思います。
結論、飲酒や喫煙はニキビを治すことやニキビを予防するには全くよくありません。むしろ健康にも悪いですし、まさに100害あって1利なしです。お肌だけではなく色々な健康に関わるためになる記事になると思うのでぜひ、最後まで見て行ってください!
この記事を見れば今まで辞められなかったお酒やタバコがやめられるかもしれませんよ?
この記事でわかること
- 喫煙することで起こる肌への影響
- タバコの影響を抑える方法
- お酒を飲むことで起こる肌への影響
- お酒の影響を抑える方法
喫煙することで引き起こすお肌のトラブル
- 女性ホルモンの低下
- 肌の潤いがなくなる
- 肌のハリがなくなる
- 肌の透明感が低下する
- シワの原因につながる
- ニキビができやすくなる
ニキビができやすくなる
なぜ、タバコを吸うとニキビができやすくなるのか。それはタバコに含まれるニコチンの影響です。
タバコに含まれるニコチンの影響
- ビタミンCを破壊する
- ビタミンEを減少させる
- 新陳代謝を低下させる
- スクワランを酸化させる
スクワランとは乾燥や紫外線からお肌を守る天然の潤い成分のことです。
タバコのニコチンはスクワランを酸化させてしまい、正常な肌を保てなくします。正常に保てなくなった肌は毛穴の目詰まりを起こし、白ニキビができやすくなるのです。また、ニコチンにはビタミンEを減少させる作用もあるのでニキビをつくる原因になるでしょう。お顔のニキビだけでなく全身のニキビや肌荒れなどにも繋がります。
ニキビ跡にも影響する
タバコを吸うとニキビができやすくなるだけではなく、ニキビ跡も消えにくくなります。
これは、タバコに含まれるニコチンが体内のビタミンCを破壊するのが原因です。ビタミンCはコラーゲン生成に関わる大切な栄養素の一つです。ビタミンCが不足したお肌は、弾力が失われてしまいその結果、シワが深くなってしまったり肌表面のニキビ跡が目立つようになります。
女性ホルモンの低下
タバコを吸うことで一酸化炭素が発生し、肌に必要な酸素が送られなくなります。酸素が不足すると、皮膚の温度が下がり、代謝や女性ホルモンが低下します。
女性ホルモンが低下すると皮膚の潤いがなくなり、肌が乾燥してニキビができやすくなってしまうのです。また、お肌のハリや透明感も失ってしまいます。
タバコによる影響を抑える方法
禁煙が一番良いことですが、すぐにタバコがやめられない方もいるでしょう。ここではタバコによる肌への影響を抑える方法を紹介します。
ビタミンCをより多く摂取する
タバコに含まれるニコチンはビタミンCを破壊してしまうので禁煙者に比べて、多くのビタミンCを消費してしまいます。一般的な大人に必要なビタミンC量は1日に100mgと言われています。タバコを吸う方は食事などで積極的にビタミンCを摂取しましょう。
ビタミンCを多く含む食べ物
- パプリカ
- ブロッコリー
- ケール
- カボチャ
- トマト
- レモン
- アセロラ
- キウイ
- イチゴ
ビタミンCが配合されているスキンケア商品を使う
食事やサプリメントでビタミンCを補えない場合や、体の外側からもケアしたい方はビタミンCが配合されている化粧水などのスキンケア商品もおすすめです。
ビタミンCはお肌に良い成分ではありますが弱点もあります
- 空気に触れると酸化しやすい
- 肌への吸収がされにくい
- 水に溶かすと効果を失う
このような弱点を改良したものが「ビタミンC誘導体」です。ビタミンC誘導体と記載された化粧水などのスキンケア商品を選びましょう。
禁煙する
タバコを吸うことで今まで活性酸素の除去に使われていたビタミンCですが、禁煙することでビタミンCがメラニンの生成を抑制し、コラーゲンの生成に使われるようになります。また、血流も良くなり細胞の隅々まで栄養がいきわたるようになります。すると肌はハリや透明感を徐々に取り戻し、シミ・シワ・くすみといった肌トラブルも改善・予防されるでしょう。
飲酒をすることでお肌にもたらす影響
お酒って本当に美味しいですよね。中には仕事終わりの息抜きに毎日晩酌される方も多いでしょう。しかしお酒などに含まれるアルコールはお肌にとってさまざまな影響を与えています。その影響や対策を話していきます。
糖分が入っている
ビールや梅酒、サワーやカクテルなどのお酒には糖分を多く含みます。糖分を摂り過ぎると皮脂が過剰に分泌してしまいます。過剰分泌した皮脂が毛穴に詰まり、アクネ菌のエサとなりニキビに繋がるのです。
また、お酒を飲むことでビタミンB群を多く消耗してしまいます。ビタミンB群が不足するとターンオーバーがうまく行われなくなり、ニキビができやすい肌になります。
体内の水分が不足する
お酒を飲むとお酒に含まれる「アルコール」を分解するために体内にある水分を多く使います。またアルコールには、利尿作用もあるので体内の水分が減り、脱水傾向に陥ります。脱水状態の体は潤いをなくし肌にも影響を及ぼします。乾燥した肌はバリア機能が低下し、ニキビができやすい肌になります。
肝機能の低下
「デトックス」という言葉を聞いたことはありませんか?デトックスとは体内の有害物質を体外に排出することです。肝臓は体内の毒素を体外に排出してくれる働きをするので、お酒を飲み過ぎて肝機能が低下すると肝臓の働きが悪くなり、毒素をうまく外に出してくれなくなります。ニキビや肌荒れは肝臓でうまくデトックスできなかった毒素を無理やり出している状態なのです。
過度な飲酒を控えたり肝臓の働きを良くする食事などで肝臓を整えましょう。
睡眠の質の低下
お酒を飲むとついつい夜更かしをしてしまいがちですよね?夜更かしすると睡眠時間が減ってしまうので普段の生活リズムが崩れてしまったり、体は寝ている間にもアルコールを分解しようとするので、浅い眠りが続いてしまいます。睡眠の質が低下すると肌荒れを起こし、ニキビができやすくなります。
おつまみなどで食べ過ぎてしまう
お酒を飲むとおつまみは欠かせません。しかしおつまみには、脂肪分が多く含まれているものが多くそれを食べ過ぎてしまうことでニキビができやすくなります。
飲酒による影響を抑える方法
お酒の種類を見直す
ビールやカクテルなどと比べて比較的、肌に優しいお酒を紹介します。
①ハイボール
糖分が少なくカロリーも他のお酒に比べて少ないためオススメです。
②赤ワイン
ポリフェノールが豊富に含まれており、ポリフェノールは腸内環境を整えたり、肌のハリが良くなる効果があるので非常にオススメです。またポリフェノールには、抗酸化作用があるので活性酸素を減らす効果やエイジングケアの効果もあります。
③日本酒
日本酒は少し糖分が多い種類に入りますが、日本酒に含まれる「麹」が肌にいいとされています。麹に含まれる「コウジ酸」にはメラニンの生成を予防する効果があります。糖分が多いため飲み過ぎないようにしましょう。
④マッコリ
乳酸菌や食物繊維が含まれているので便秘解消や美肌効果があり、オススメです。
ビールや梅酒、サワーやカクテルなど糖分が多く含まれるお酒は1杯にし、あとはこのようなお酒に置き換えて対策しましょう。
水をたくさん飲む
お酒を飲む時はお水も一緒に飲みましょう。お水を一緒に飲むことで二日酔い防止やお酒の飲み過ぎ防止に繋がります。冷たいお水は体温を下げて体を冷やしてしまうので、できれば白湯や常温のお水が好ましいでしょう。
食べ物を見直す
油っこいものや刺激のある食べ物はなるべく避けましょう。アルコールの分解を助けてくれるタンパク質やビタミンを含む食べ物が効果的です。
- 肉類
- 枝豆
- しじみ汁
- ししゃも
- 卵焼き
寝る前には必ずスキンケアを
お酒を飲んでしまうとついついめんどくさくなるスキンケア。「明日でいいや」がニキビや肌荒れの原因!サボったら後から必ず後悔すると思い、スキンケアをしてから寝るようにしましょう。
まとめ
タバコや飲酒はお肌へさまざまな弊害が起きます。お肌に良いことは1つもないので、タバコはできるだけ控えましょう。また、吸わない方も副流煙の影響はとても大きいので吸っている人から離れたり禁煙のお店を選ぶなどして対策を考えましょう。
ですが、すぐに禁煙や禁酒は難しいと思うので徐々に量を減らしていくようにしましょう。お肌のことを考えるならお酒はまだ許せますが、タバコは辞めましょう!
ストレスもお肌には良くないので少しずつ禁煙・禁酒を目指していき、生き生きとした肌を手に入れましょう。
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